買い換えたPDAを寄付しよう!

「買い換えPDA、アフリカ医療に役立つ「Global Supply Line」へ寄贈呼びかけ」

米Skyscapeおよび米SATELLIFEは、使わなくなったPDAをアフリカにおける医療促進に役立てるプログラム「Global Supply Line」を発表した。米国内でPDAの寄贈が呼びかけられており、提供者にはプレゼントも用意されている。

Global Supply Lineは、今年12月1日の「世界エイズデー(World AIDS Day)」に合わせてスタートしたプログラムとなっているようで、購入して3年以内の動作確認済みのPDAを集め、ウガンダを初めとする東アフリカ諸国の医療関係者へと提供することが目指されているという。提供されるPDAには、エイズ患者などの治療に役立つ最新の医療情報が収められた「Griffith's 5-Minute Clinical Consult」「John Hopkins' Hospital 2002 Guide to Medical Care of Patients with HIV Infection」「Harrison's Manual of Medicine」などのソフトウェアがインストールされて、アフリカでの医療促進に役立てられるようだ。

今回の発表では、米国内でPDAを買い換えるユーザは毎年700万人に上るとのデータも紹介されており、Skyscape CEOのSandeep Shah氏は「携帯電話と同じく、新モデルの発表に合わせて、PDAを買い換えるユーザは少なくない。このホリデー・ショッピング・シーズンにも、かなりの数の不要になったPDAが出てくると予測されるが、(Global Supply Lineによって)発展途上国の医療促進に有効活用することが可能になった」とコメントしている。

ウガンダのMakerere大学を中心とする現地の研究機関および医療機関の協力のもと、最終的に400台以上のPDAを寄贈することが目標に掲げられているようで、現場でPDAを活用する医療関係者に向けた講習プログラムも組まれているという。なお、PDAを寄贈したユーザには、医療情報を参照できるPDA用のソフトウェアや割引クーポンのプレゼントがアナウンスされている。

ちなみに2年前の記事。日本では医療現場でPDAはまだまだ発展途上です。。。